本文へスキップ

いつも、「掘り出し物多数」!

Vol.5「こんな利用価値があります(寒仕込み味噌)」

冬の贈り物
寒仕込みの手作り味噌

 二月も後半に入り、味噌作りの時期も終盤を迎えました。寒さが最も厳しいこの時期は、まさに寒仕込みに最適な季節。 冬の冷たい空気が雑菌の繁殖を抑え、じっくりと発酵を進めてくれるため、味噌にコクと旨みが増していきます。

 寒仕込みとは、昔ながらの製法で1月〜2月の寒い時期に味噌を仕込む方法です。仕込んだ味噌は春から夏にかけて熟成し、 秋頃には食べ頃を迎えます。また、時間をかけてじっくり育てる楽しさも、この製法ならではの醍醐味です。 最近は健康志向の高まりとともに、若い方の間でも手作り味噌に挑戦する人が増えています。

とはいえ、「手作り味噌を作る上で、良い素材を選ぶのが難しい」と感じる方もいるかもしれません。 安心・安全な材料は桐生市場ですべてそろい、良質な大豆や麹、塩を選ぶことで、さらに美味しい味噌に仕上がります。 また食材のプロが集まる市場へ行けば、素材についての良いアドバイスを受けることもでき、初心者の方でも安心して味噌作りに取り組めます。
 ここでは、初めての方でも気軽に挑戦できるよう、基本の作り方をご紹介します。

基本の手作り味噌の作り方

【材料】

  • 大豆 … 1kg
  • 米麹(または麦麹)… 1kg
  • 塩 … 400g
  • 仕込み用の容器(ホーローや陶器、プラスチックのものなど)

【作り方】

  1. 大豆を煮る
    大豆をたっぷりの水に一晩浸け、翌日、指で簡単につぶせるくらいの柔らかさになるまで煮ます(圧力鍋を使うと時短可能)。
  2. 大豆をつぶす
    茹で上がった大豆を温かいうちにつぶします。マッシャーやすりこぎを使ってもOKですが、フードプロセッサーを使うと簡単です。
  3. 麹と塩を混ぜる(塩切り麹)
    米麹(または麦麹)と塩を手でよく混ぜます。均一に混ざることで発酵が安定し、美味しい味噌になります。
  4. 大豆と麹を混ぜる
    つぶした大豆が40℃くらいまで冷めたら、③の塩切り麹を加えてよく混ぜます。耳たぶくらいの硬さになるように調整します。
  5. 味噌玉を作って詰める
    空気を抜くために、味噌を野球ボール大に丸め(味噌玉)、容器に叩きつけるように詰めていきます。全体を平らにならし、表面にカビ防止のために塩を軽く振ります。
  6. 熟成させる
    仕込み終わったら、容器の上に重石をのせ、冷暗所で保管します。寒仕込みなら春から夏にかけてじっくり発酵し、秋頃に食べ頃になります。半年〜1年寝かせると、さらに深い味わいに。

手作りならではの楽しみ

 自分で仕込んだ味噌は、市販のものとはひと味違う特別な美味しさ。手間をかけて育てるほど愛着がわき、熟成の変化を楽しめます。

 また、手作り味噌は無添加で安心・安全。家族の健康を考える方にもおすすめです。 作る過程で味噌の発酵や熟成について学ぶことができ、お子さまと一緒に作れば食育にもなります。

 今年の寒仕込みも、もうすぐ一区切り。もしまだ味噌作りを体験したことがない方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会にチャレンジしてみては如何でしょうか? 秋の味噌開きを楽しみに、ゆっくり発酵を見守りましょう。

過去の記事inf