まもなく啓蟄
──春の訪れとともに旬を楽しむ
二十四節気の一つ、啓蟄(けいちつ)は毎年3月5日頃に訪れます。「啓」は「開く」、「蟄」は「土の中で冬ごもりする虫」を意味し、寒さに耐えてきた虫たちが春の気配を感じ、地上へと姿を現し始める頃です。大地が緩み、草木が芽吹き、生命が再び活動を始めるこの季節、市場には春の恵みがあふれ、食卓にも春の訪れを感じさせてくれます。
ここ桐生市場でも、春の味覚が続々と入荷しています。新鮮な春野菜や鮮魚が店頭を彩り、春らしい香りが市場いっぱいに広がっています。お馴染みの常連さんはもちろん、「春の食材を楽しみたい!」という方も、ぜひ市場の活気を感じながらご来場してみてください。
この時期は、冬の間に蓄えた栄養をたっぷり含んだ春野菜や山菜、旬の魚介類や果物が豊富に出回ります。食材からも春の息吹を感じ、季節の移り変わりを味わいましょう。

1. 春野菜の恵み
啓蟄の頃になると、甘みが増し、柔らかく瑞々しい春野菜が出回ります。
- 新玉ねぎ:水分が多く、辛みが少ないため、サラダやマリネに最適。軽く炒めても甘みが引き立ちます。
- 春キャベツ:葉が柔らかく、甘みが強いのが特徴。浅漬けやサラダ、さっと炒めて食感を楽しむのがおすすめです。
- 新ごぼう:繊維が細かく香りが豊か。きんぴらや煮物、炊き込みご飯にもよく合います。
- 菜の花:ほろ苦さと優しい香りが魅力。おひたしや和え物、パスタの具材としても春らしさを演出します。
2. 春の山菜
春の訪れとともに、山菜の風味豊かな味わいを楽しめる季節になります。
- ふきのとう:天ぷらやふき味噌にすると、ほろ苦さと香りが際立ちます。
- タラの芽:「山菜の王様」とも呼ばれ、天ぷらでホクホクとした食感を楽しめます。
- こごみ・ぜんまい:アクが少なく、茹でて和え物や炒め物にするのがおすすめです。
3. 春を告げる魚介類
この時期、旬を迎える魚介類は、淡白ながらも旨味が濃いのが特徴です。
- サワラ(鰆):「春を告げる魚」として知られ、西京焼きや刺身、煮付けにすると上品な味わいが楽しめます。
- ホタルイカ:酢味噌和えやボイルして食べると、春の味覚を存分に味わえます。
- シラウオ(白魚):お吸い物や卵とじにすると、繊細な味が引き立ちます。

4. 春の果実
春らしい果物が市場に並び始め、甘酸っぱく爽やかな味わいが楽しめます。
- いちご:甘みと酸味のバランスが絶妙で、スイーツにもぴったり。
- はっさく・デコポン:ジューシーで爽やかな酸味が魅力。生食はもちろん、ジュースやサラダにも最適です。
春の味覚を楽しもう
啓蟄を迎えると、大地が緩み、生命が一斉に動き出します。市場には、冬の寒さを乗り越えて甘みや旨味を増した野菜や山菜、春ならではの魚介類や果物が並び、食卓にも春の訪れを感じさせてくれます。
春の食材は、体を目覚めさせ、新陳代謝を促す効果が期待されるものが多く、自然と体が求める旬の味覚です。新玉ねぎや春キャベツの瑞々しさ、ふきのとうのほろ苦さ、サワラやホタルイカの繊細な味わいなど、今だけの美味しさをぜひ楽しんでみてください。
新鮮な食材が揃う桐生市場へぜひお越しください。季節の恵みを取り揃え、皆さまのご来場をお待ちしております!